間の悪いことと言うのはどんなことにもあり得ることです。

移動手段がないとか、もう動物病院が開いている時間ではないなどの理由から、かかりつけの病院に通えず、緊急的に往診を頼むことは、ペットを飼ってらっしゃる方ならだれでも経験する可能性があります。

往診のデメリットとして、すぐに駆け付けられないこともあり、待ち時間をどうやって過ごすか、飼い主様にとっては非常に悩ましい問題だと思います。

今回は、ケースに合わせ、往診医が到着するまでの間、どのような応急手当をしたらよいのか、ご説明させていただきます。

下痢、嘔吐でぐったりしている

基本的には下痢・嘔吐をしている場合、ご自宅でできるような処置はあまりありません。

しいて言えば、腹部を圧迫すると非常に痛がるケースもあるので、できるだけ腹部に手をかけないようにしていただいた方がいいと思います。

できることであればケージなどに入れていただき、安静にさせてください。

また、水を飲みたがっていても、何も与えないほうがいいと思います。

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いつから、どんな感じの症状が始まったのか伝えられるように、往診医が来るまでにまとめておくなどの時間に使ったほうがいいと思います。

落下などにより怪我をした

犬でも猫でもたまにあるのですが、自宅で何かの拍子にけがをしてしまう場合もあります。

目に見えての出血がある場合、具体的に言えば爪を折るなどをして出血がある場合は、ティッシュやガーゼなどで出血個所を抑えるのがいいと思います。

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ただし痛がって嫌がる場合は、ケージなどに入れて動かないようにした方がいいでしょう。

見た目のけがもなく出血もなさそうだが、びっこや体を触れると痛がるような場合もケージに入れて安静にしてください。

呼吸が荒い

非常に難しいシチュエーションだと思いますが、もし耳などを触って非常に熱く感じるのであれば、発熱している可能性があるので、氷嚢などを体につけて安静にさせてください。

もし熱中症にまでなっているようであれば、直接水をかけていただくのが良いと思います。

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舌先の色が悪い、心臓が悪いなどの既往歴がある場合、携帯酸素などあればいいのですが、普通準備していることはないと思います。

こうした場合、できることはあまりないのですが、あまり胸部を抑えないようにして、座らせるもしくはタオルなどによりかけるようにして態勢を保持させるのがいいと思います。

止まらない痙攣

たまにいらっしゃるのですが、舌がのどの奥に落ち込んで窒息すると思い、舌を引っ張ろうとする方がいらっしゃいますが、通常そのようなことは起こりません。

また舌をかんで出血してもすぐに止まりますから、慌てないでください。

むしろ咬まれるなどの事故も多いので、できるだけ動物には触らず、けがをさせないように周りのものをどかしたほうがいいと思います。

痙攣が続いていると、体温が急激に上昇するので、体を触って厚いようであれば氷嚢などを当ててあげるのがいいと思います。

ダックスなどで後ろ足がたたない

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これは往診でどうにか対応できるレベルではないかもしれませんが、動かさず、安静にしていただくしかないでしょう。

往診でできることも応急手当でしかありませんから、翌日には動物病院に行くべきかと思います。

まとめ

調子が悪い動物いて、そこには自分しかいない。

普段冷静にしていればなんともないようなことでも、色々と不安になることも多いと思います。

残念ながら自宅にてできることは多くはありませんが、こういった記事が少しでも飼い主様の不安をやわげることができるのであればと思います。

 

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