飼っているペットがいきなり病気やケガをしてしまうと、だれしも慌ててしまうものです。

思いがけない症状に慌ててセカンドセレクトに電話をかけてくる飼い主様がも多くいらっしゃいます。

ただ、そのほとんどが様子を見て問題ないのないものでした。

今回は、ぼくの経験上よくあったことで、特に慌てなくてもいい症状についてご説明したいと思います。

便に出血が混じっている

実は便に出血が混じることはよくあることです。

特にいつもとほぼ変わらない便に出血がついてる場合は、肛門付近の軽く粘膜が切れているだけなのでそれほど問題はありません。

下痢とともに出てくる出血もあまり問題にはなりません。

ただし、排便時にとてもいきんだり、出血でもタール状のチョコレート色をしている場合は、早め受診したほうがいいと思います。

inu2

便が数日でない

普段と様子が変わらないが便が出ないというだけであれば、自然と排便があるまで待っていても大丈夫です。

食欲がない時、下痢便の後の回復期にも見かけ上の便秘になりますので、心配しなくても大丈夫です。

ただし、排便時にいきんでも全く便が出ず、嘔吐や食欲不振が見られる場合は、病的なものですので、早めに受診するようにしてください。

鮮やかな血を吐いた

鮮やかな血を吐いた場合、嘔吐するときに食道もしくは口の中の粘膜を傷ついてるだけなので、出血自体は問題ないと思います。

ただし、チョコレート色の血を何べんも吐く、もしくは薄い血が鼻からも垂れてくるような場合は緊急の対応が必要です。

鼻がなって苦しそう

大体の場合は逆くしゃみと呼ばれるような生理現象です。

今のところなぜ起こるのか解明されてはいませんが、治療法もなく、治療する必要自体もないと言われている症状です。

inu1

言葉では表現しにくいのですが、動画サイトなどで逆くしゃみと検索していただければ、多分すぐわかる思います。

とにかく様子を見ていてもかまいません。

お菓子の乾燥材を食べた

お菓子に入っているシリカゲルは基本的には体には無害です。

処置も特にいりませんので、ご自宅で様子を見ていただいて構いません。

チョコレートを食べた

量の問題もあるのですが、少量であれば基本的には問題がないので、ほとんどの場合は治療は必要ありません。

特に多くの場合は、チョコレートケーキやビスケットなので、よほどでなければ心配しなくても大丈夫です。

鳥の骨を食べた

neko

鳥の骨も意外と問題がないことが多く、理由はちゃんと消化するからです。

KFCなどのから揚げチキンは特に消化しやすく、レントゲンに映るような骨も、翌日には映らなくなっています。

手術が必要なこともほとんどありません。

まとめ

もちろん過信はいけないとは思いますが、経験則で言えば、上記のようなものはあまり問題になることはなく、取り越し苦労になることが多いと思います。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう