人間もそうなのでしょうけれど、ペットの世界もアンチエージングという言葉が一つのキーワードになっています。

老いというものに対して、ちょっと調べると様々な商品が出てきます。

サプリメント、漢方、水素水、鍼灸などなど・・・。

今回は一獣医師として、個人的な見解にはなりますが、ぼくの経験則で代表的なアンチエージング関連のものの効果をご説明したいと思います。

グルコサミン、ヒアルロン酸、コラーゲン

アンチエージングのサプリメントの代表格と言えるサプリメントです。

これらの成分は軟骨や関節液を構成する成分であり、これらを積極的に摂取することで関節などの老齢化を防ぐというのが主な目的です。

10年以上前から、これらの効果は疑問視されており、現在のところこういったものの効果というものは医学的な根拠のないものとされています。

正直、どの獣医師もこういったサプリメントの効果を強く実感した経験はほとんどないと思います。(どの動物病院でも販売していますが・・・・。)

漢方(βーグルカンなど)

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漢方は色々な種類がありますが、今回はアガリスクなどに代表される、キノコ系の漢方についてです。

キノコ類にはβグルカンという成分が含まれており、これらの成分が免疫系を強化するということが知られており、免疫強化だけでなく、抗がん作用など幅広い効能があると言われています。

ここで問題なのが、このような成分を体内に摂取するかということになります。

古来からの方法であれば、乾燥させ粉末にして服用するか、お茶に煎じて飲むかのどちらかです。

僕の経験則で言えば、こういった古来の方法が一番効果はあると思います。

実際、膠原病の確定診断が下った犬に対し、ステロイドなどで治療したのですが、漢方を加えることでより症状が改善した症例を何回も見ています。

一方で、カプセルにしたとか生成過程がいまいちな漢方薬の効能はあまり感じたことはありません。

どれがいいものかなどはさすがにこの場では言えませんが、販売されているものによって、大分と効能が違うかなぁというのが正直な実感です。

レーザー、鍼灸

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代表的な理化学療法の一つです。

長所としては生体へのダメージがない(鍼灸ではしびれという現象がありますが・・。)ために気軽に始めることができます。

ツボや経絡にレーザー光や鍼などによって刺激することで、生体本来が持っている機能を改善させるのがその理論です。

欠点としては、治療の効果が判定しにくく、特に効果の判定がしにくい獣医医療では、疑問視する獣医師も多くいます。

たしかにツボや経絡といったものは、解剖学的に見て通常の組織と何ら変わりがないため、医学的にこれらを説明することは不可能です。

ぼく自身でも鍼治療やレーザー治療を行うことは多くありますが、通常の治療法と変わらない考え方でいいのかなと思っています。

すなわち、効果がありそうであれば継続していただき、効果がないようであればすぐに中止しするということです。

変に西洋、東洋で分けるからこそ不要なバイアスがかかるのだと考えています。

まとめ

その他にも色々とアンチエージングにまつわる商品や治療がありますが、その多くは受け取り側の印象にかかってくるとは思います。

ご興味がある方は、その他のものについてもちょっとだけコメントしていますので、もしよろしければ読んでみてください。

http://www.secondselect.vet/742

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