病気の予防で一番大切なことは日常の生活に気を使うことです。

日々の食生活や適度な運動、ストレスをため込まない、お酒、たばこなどの嗜好品を控え、睡眠をしっかりとる・・・これ以上の病気の予防はありません。

そのうえである程度代表的な感染症に対してワクチン接種を行うのが、医療的には推奨されています。

ひとであれば、インフルエンザのワクチンがその代表格になりますが、それ以外にも多くの種類のワクチンが存在します。

いっぽう犬や猫の場合、予防接種が存在する感染症は数種類に限られていますが、多くの飼い主様が定期的にワクチン接種を行っています。

通常、ワクチン接種と言えば、動物病院に犬や猫を連れて行って接種するのですが、困ったことに動物病院に来ている動物はみな健康体というわけではなく、特にワクチン接種前の仔犬や仔猫を連れて行くのは気が引けるという飼い主様も多くいらっしゃいます。

往診医としての意見だからというわけではありませんが、そんな飼い主様には往診でのワクチン接種をお勧めしています。

今回ご紹介するセカンドセレクトの往診風景は、仔猫のワクチン接種についての記事になります。

もしごワクチン接種を考えている飼い主様がいらっしゃいましたら、この記事を参考にして頂ければと思っています。

そもそもワクチン接種は必要なのか?

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ワクチン接種の必要性は本当にあるのかと聞かれて、すぐさま絶対に必要と答えられる獣医師は実は多くはないかもしれません。

当然、犬の狂犬病ワクチンの接種は法律上で義務ずけれているので有無を言わさず必要となります。

ただ、混合ワクチンの場合は犬と猫でその意義は大きく変わってきます。

犬の場合は、ほかの犬と接触する機会が多いため、実際に感染が過去にあったかどうかを調べる検査を行うと、症状は出ていなかったとしても、病原菌と接触したことを示唆する結果が割とよく出てきます。

したがって、犬の場合は混合ワクチン未接種のリスクは割と高いと思われるため、ワクチン接種は行った方がいいというのが獣医師としての一般論です。

ただ、一方で猫の場合はほとんどが室内飼いであり、ほかの猫との接触の機会も多くないため、病原菌と接触する機会はそれほど高くないとは思います。

ですので、飼い主様の中にはワクチンを接種していない方も多くいらっしゃいますし、実際に感染のリスクはそれほど高いものではないでしょう。

それでも感染のリスクは「0」ではありません。

ワクチン接種はそれこそ保険のようなものと同等な意義だと思いますので、万が一のリスクをご心配される飼い主様は接種したほうがいいと思います。

往診でのワクチン接種のメリット・デメリット

基本的には往診でワクチンを接種するのにデメリットはありません。

通院のストレスなどもなく、病気を持っている猫との接触もないなどの多くのメリットがあります。

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今回ご依頼いただいた飼い主様の仔猫は生後3~4カ月で2回目のワクチンでした。

1回目のワクチンもセカンドセレクトで往診を依頼していただいています。

特にワクチン接種が終わっていない仔猫を動物病院に連れて行くには、他の猫からの感染の可能性があるため、ご自宅でワクチン接種を受けるというのは、衛生面から考えても多くのメリットがあると思います。

その他にも往診で得られるメリットは数多くありますので、ワクチン接種であれば往診をぼくとしては強くお勧めしたいと思います。

https://www.secondselect.vet/28

ご料金など

ご料金はそれほど通常のワクチン接種かわりません。

猫の場合は3種が3000円、5種は5000円です。

ちなみに犬の場合は5種が5000円です。

往診料はかかりませんが、再診料が別途2000円かかります。

まとめ

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動物病院で往診と言えば、基本的には夜間で救急の対応か、老齢もしくは病状が進み通院が負担になるようなケースがほとんどです。

もちろんセカンドセレクトではそのような犬や猫の往診も行っていますが、こういったワクチンやお手入れなども往診を活用していただいている飼い主様も多くいらっしゃいます。

今回うかかがった子猫はワクチン接種の他、エイズ、白血病の検査、検便検査なども往診で行いました。

別に特別な状況でなければ往診を依頼できないということはなく、往診の動物病院が通常の動物病院と同じような動物病院だということが早く皆様にお知らせしたいので、この記事をよんで興味がわいた飼い主様がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

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