多くの犬は年を取ってくると段々と後ろ足の力が弱くなってきます。

もちろん椎間板ヘルニアやその他の脊椎疾患を患っていると、その症状はさらに顕著になります。

こういった年齢からくる症状は完全に治すことはできませんが、それでも進行を遅らせることはできると思います。

「アンチエージング」という言葉が一般的になってきた最近では、様々なペットのアンチエージングの話題がネットでも見られるようになりました。

今回ご紹介させていただく記事は、往診にての鍼・リハビリの様子です。

もし同じような高齢犬がご自宅で飼われている飼い主様がいらっしゃいましたら、お気兼ねなくご質問ください。

自宅でできるリハビリケア

自宅でできるリハビリケアと言っても、何も難しいことはありません。

まだ歩けるようであれば、リードを短く持ってゆっくり歩かせることです。

歩行が困難であれば、できるだけ起立訓練を行うのが良いと思います。

ただ足がひっくり返った状態ではリハビリの効果は少なくなります。

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できる限り足の裏が地面に接地しているように起立するのがコツです。

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飼い主様が保持するのが難しければ、タオルを巻いたものを腹にいれたり、段ボールのようなものを利用するのもいいと思います。

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とにかく座りっぱなしや、寝てばかりいる時間をできる限り少なくするのが、自宅でのリハビリの最大のコツになります。

セカンドセレクトでの往診では?

このブログでも何度かご紹介させていただいていますが、セカンドセレクトではまず、ご自宅でリハビリマッサージが出来るようにご指導させていただいています。

セカンドセレクトの看護師はリハビリケアのライセンスを保有していますので、割としっかりとした内容をお伝えすることができると思います。

また同時に鍼治療も定期的に取り入れていくことをお勧めしています。

ツボに鍼を刺入し、微量な電気を流す電鍼という方法を用いています。

時間は約10分程度です。

あわせてリンパマッサージを行うことも多いので、ご利用してはいかがでしょうか?

ちなみに鍼治療の料金は3000円、リンパマッサージは1000円程度です。

まとめ

定期的な鍼治療やリンパマッサージは老犬にとってとても有意義なことだと思います。

一方で通院をしないといけないという負担を考えないといけないことが通常です。

セカンドセレクトではもちろん院内にてこういった処置を行うことができる一方で、往診でも行っております。

特に今回の写真でご紹介しているような高齢の短頭種は、暑い気候や病院内で興奮しただけで呼吸が非常につらくなることもあります。

もし外に連れて行くことも負担になりそう、だけれど何かしてあげたい・・・こんなことを思ったら・・いつでもセカンドセレクトにお問い合わせ下さい。

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