セカンドセレクトは練馬区東大泉に開院してちょうど1年になりますが、その前は往診専門の動物病院として診療していました。

開院後は通常の動物病院としての診療や手術を行っている一方で、現在でももちろん往診診療も行っています。

動物病院の往診ってどれくらいできるの?寝たきりの動物だけが対象?というご質問をよく受けるのですが、セカンドセレクトで行っている往診診療はほぼ何でもできます。

往診ならではのメリットも多数ありますので、ご希望の方はお気兼ねなくご相談ください。

【セカンドセレクトの往診】往診だから得られる3つのメリット

この記事ではそんなセカンドセレクトで行っている往診風景をご紹介したいと思います。

今回の症例は免疫介在性血小板減少症です。

どこの往診専門の病院でもあまり取り扱わない疾患なのですが、セカンドセレクトでは往診でも対応していますのでご興味のあるかたは記事を読んでいただきたいと思っています。

免疫介在性血小板減少症とは?

異常な自己免疫システムによる血小板の破壊により、出血傾向がみられる病気です。

放っておけば内臓出血をも引き起こす怖い病気ですが、治療への反応は良く、予後は良い病気です。

【免疫介在性血小板減少症】マルチーズなどに多い免疫疾患。急に赤いあざ?内出血?

往診での診察とは・・・

基本的に往診での診療は病院内での診療をほぼ変わりません。

まず体重を測定した後、全身状態をチェックします。

特に免疫介在性血小板では目や口腔内の粘膜面や内股の皮膚などに紫斑と呼ばれる内出血が出るため、全身をよくチェックします。

今回の症例の治療前の写真です。

ちょっと見にくいかもしれませんが、現在の写真です。

治療にはもっぱらステロイドを使用するため、血液検査で血小板の測定と肝臓などのステロイドの影響が出やすい項目を検査します。

採血した血液は病院に持ち帰り検査を行い、結果は当日もしくは翌日に電話、メールなどでご報告しています。

セカンドセレクトではこういった免疫疾患の治療においては、ステロイドの年間許容量以下の投薬ですむ症例に関して、2~3か月おきの検診にて経過を観察しています。

今回お伺いさせていただいた飼い主様の犬も、現状は落ち着いているため、2か月おきの検診を往診で行っています。

まとめ

他にも以下のような症例で往診による診察を実際に行っています。

往診で高齢の猫の便秘を管理する!セカンドセレクトの往診風景。

猫の膵炎を往診で管理してみました。セカンドセレクトより。

猫がくしゃみ、鼻水。ちょっと熱っぽい・・・セカンドセレクトの往診でネコ風邪を治療する!

もちろん記事なっていないような病気も往診で対応しています。

この記事を読んでみてこんな病気でも往診で可能なのか・・・とご興味がありましたら、いつでもお気兼ねなくご連絡ください。

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