普通の動物病院とは?
皆さまは動物病院という言うと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
よく、差別化を図るなんて言うことをニュースなどでよく聞きますが、動物病院の世界でも同じことが起こっています。
地域密着型の、従来通りの動物病院。
大きな敷地に、最新の設備を整えた総合動物病院。
小さいながらも、循環器や皮膚科に特化した専門病院。
手術を専門に行う動物病院などなど。
一口に動物病院と言っても、色々な病院があると思います。
ただどのような病院も1つだけ共通点があります。
それは動物病院にペットを連れて行かないといけないということです。
当然ながら、ペットは一人で動物病院に行くことはできません。
獣医師に症状を伝えるのも、治療の説明を受けるのも、薬を引き取るのも、お金を払うのも、すべて飼い主様が行うことになります。
当のペットは治療をされるだけ。
これが、世の中のすべての動物病院の基本的なお約束ごとです。
飼い主様にとっての悩み
問題は、そのペットたちが病院に喜んで来るかと言えば、そうでないことの方が圧倒的に多く、多くの飼い主様を悩ませる種になります。
ぼくは20年近く都内の動物病院で勤務をしていますが、「連れて行きたいのに、車がないから連れて行けない」とか「一人では連れて行けない」とか「天気が悪いから行けない」など、のお問い合わせが多く来ます。
なにせ当のペットが協力的でないのですから、しょうがないですよね。
また、連れて行けたとしても、特に猫のような繊細な動物は、病院に連れて行くだけでも、大きなストレスを感じてしまうので、連れていけるのにもかかわらず、躊躇してしまう方もいらっしゃいます。
動物病院の往診
動物病院を選ぶ理由の1位は、評判や値段ではなく、実は近所だからというのが圧倒的に多く、いつの時代のアンケートでもダントツの理由となっています。
そんな、飼い主様やペットにお勧めしたいが、獣医師による往診です。
往診でペットを診察するメリットは多くあると思います。
また、飼い主様にとっても、自宅に来てくれるため、連れて行けないので診察が受けられないという事態は最低限避けることができます。
ただし今問題点としては、往診は日本ではあまりなじみのない動物病院の形式です。
もちろん休診時間中に往診を設けている動物病院もありますが、決して本格的に行っているわけでもなく、サービスの一環として行う程度にとどめているところも多くあります。
また、その病院のメインの獣医師が行うのではなく、場合によっては新人の獣医師が行うケースも多く、十分な満足な治療を行うことができないことができないケースもあります。
これらが動物病院の世界の中で、往診がメジャーにならない要因になるのではと考えています。
セカンドセレクトの往診ブログ
このサイトでは、そんな動物病院の世界で良質な往診を受けられるように、ナビゲートするために開設しました。
もし、「往診」という言葉に、ちょっと興味がわいたのであれば、しばらくこのサイト内の記事を見ていただければと思います。
当たり障りのない話だけでなく、いち獣医師としての経験からの生の声も皆さまにご紹介できるのではと思っています。
もちろんたまに当往診病院「セカンド セレクト」の話題も入れてはありますが、多くの記事は一般的な往診や病気、もしくはシニアの犬猫の飼い主様へのアドバイスなどです。
お時間あるときに、ちょっとした記事として読んでいただけると幸いです。