往診動物病院の最大の利点は、獣医師がしっかりとした準備を整えて自宅まで訪問することです。

犬猫のストレスを軽減するうえ、飼い主様の移動のご負担を軽減することができます。

ただ、獣医師が自宅というもろプライベート空間に来るために、飼い主様によって少し気が引ける方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそのようなお悩みに対し、往診医がどのような対応が取れるのか、ご説明させていただきます。

玄関先、庭で行う

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基本的に往診は光源が確保できればどこでも行うことは可能です。

屋外でも同様で、日中であれば特に問題はないと思います。

以前、ご自宅の駐車場で診察をしたこともありますが、耳爪肛門腺のお手入れなど、一通り滞りなくすすむことができました。

また、屋外の方がハンドリングをしやすいことも多く、処置が自宅の中よりも行いやすいこともあります。

ただし、屋外で行う分、逃走などには十分気を付けないといけません

そういった意味では、猫は屋外での診察は不適になりますので、獣医師とご相談されるといいと思います。

マンションの集会場などで行う

自宅以外の屋内で行いたい場合、その場所が確保できればどこでもかまいません。

ペット可のマンションであれば、共用部分である集会所や自由スペース、他の住人の方の邪魔にならないようであれば、エントランスルームやレセプションルームでも行うことは可能です。

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特に猫の診察をご希望されるのであれば、前に書いた通り、逃走を防止するため、密閉された空間の方が適しているため、できればどこかの部屋などがいいと思います。

公園などで行う

以前の診察では、公園でご希望された飼い主様もいらっしゃいました。

「?」という感じかもしれませんが、お友達の犬を呼んで、集団で診察をする形だったので、非常に良かったともいます。

一人では普段思っていないような相談事や悩み事も、お友達がしゃべって聞いているのをみて、そう言えばうちもそうそうということになり、ワイワイしながら診察した記憶もあります。

また、集団でワクチン接種をご希望されたこともあり、ちょっとした狂犬病の集団接種のような雰囲気でした。

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獣医師によってはありますが、そういった場合、個別に往診料をとらず、一括で往診料を設定るすることもあるので、往診のデメリットである、別途往診料が負担というのがかなり格安になることもあります。

まとめ

往診はまだ浸透していない分、これだと言った決まりきったやり方もありません。

飼い主様のニーズに合わせて、フレキシブルに対応できるのもまた往診の大きなメリットなので、ぜひとも検討してみてください。

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