このブログでは往診にでペットを診察する時のことをいろいろ書いています。

ぼく自身も実際に往診医として色々な飼い主様のご自宅へお伺いしています。

ぼくにとっては日常茶飯事のことでも飼い主様にとっては慣れないことも多く、特に初めて往診をご利用していただくときにはいろいろなご心配事もあると思います。

今回は特に初診時によく聞かれるご質問や、事前に確認しておいた方がいいかも・・ということについてお答えしたいと思います。

診察するところはどこがいい?

基本的にお部屋はどこでも診察は可能です。

たいていの場合はリビングで行うことが多いのですが、状況によっては玄関で行うこともあります。

できれば部屋の明るさは明るい方が助かりますので、光源が確保できるところがいいと思います。

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また猫の診察などでは、一部屋のみで区切っていただくとスムーズに診察が進みます。

家の中で本気で逃げる猫を捕まえるのはほぼ不可能ですのでよろしくお願いします。

必要なものは何かある?

特にありません。

ただ部屋は万が一のために汚れてもいいようにしていただくと助かります。

たまに緊張して失禁をしてしまう犬や猫もいるからです。

駐車場の有無

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往診医は基本的に車でご自宅までお伺いします。

したがって自宅か自宅近くにパーキングがあるかどうかは、お伺いする前に教えていただくと大変参考になります。

せっかくご自宅までスムーズについても、パーキングに入れられず到着時刻が遅れることもたまにありますのでご協力をお願いします。

事前のご料金の確認は必要?

往診の場合は通常の診察料に加え、往診料が必要になることがあります。

また動物病院によっては往診料はない分、通常の処置や検査料金がやや高めの設定になっていることもあります。

そのため、事前におおよその料金は確認しておいた方がいいと思います。

またクレジットカード不可の動物病院もありますので、それも確認しておくといいでしょう。

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病状や希望する処置をすべて事前に伝えておく

往診で行う診療は通常の動物病院と違って、予定外の処置や症状に対応するのにはやや不得意なところがあります。

おおよそ使用する薬剤や器具などは持ち歩いているのですが、状況によってはその場に必要なものがなく、処置や処方が出来ないこともあります。

事前に詳しい現在の状況と希望されるケアなどは伝えておくと診察は効率よく行うことが出来ます。

まとめ

とはいいつつも、往診は一度ご利用されると、その便利さと楽さに驚かれる飼い主様が多いと思います。

事前の連絡や予約など、最初の慣れていないうちは少し気後れするかもしれませんが、ぜひとも一度は診察を試しにしていただければと思っています。

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