このじめじめした時期に多い病気と言えば、やはり皮膚病でしょうか。

温度も湿度も上がり、雑菌が繁殖しやすい状態になっているので、皮膚に赤みや、かゆみが起こり、毛抜ける量も増えてきます。

こういった犬の皮膚病を往診で診させていだくメリットは非常に高いと思うので、今日はその点についてご説明させていただきます。

皮膚病の原因は?

皮膚病の原因は多岐にわたることが多く、診断がつかない場合も多くあります。

動物病院でみかける皮膚病は、アレルギー性皮膚炎が最も多く、シーズーや柴犬などメジャーな犬種でも、皮膚病は非常に多く発生します。

sizu

また、年齢を重ねると、ホルモンの分泌バランスが悪くなるため、そのような内分泌系の皮膚病も多くなります。

最近増えている傾向になるのが、心因性の脱毛と言って、何らかのストレスを受けて脱毛が起こることがあります。

一方で、最近はノミやダニの予防をしっかりとされている飼い主様が多いため、こういった外部寄生虫による皮膚炎は減少しています。

往診でできる検査の内容は?

基本的には動物病院でできる検査の内容とほぼ変わらない検査が出来ます。

主に、皮膚の雑菌を顕微鏡で見る検査や、血液検査などは特殊な機器を必要としないため、往診で十分可能です。

往診でできる治療とは?

juuisi

治療も基本的には動物病院で行う治療とおなじレベルものもが可能となります。

皮膚病は基本的には根本的に治すことは難しく、長期にわたる対象治療になることがほとんどです。

また一度治ったと思っても、すぐに再発してしまうことも多くあるので、定期的な検診も必要となります。

もし、飼ってらっしゃる犬が、病院が苦手なのであれば、往診で治療を受けるという方法は決して悪くないと思います。

自宅でできるケア

基本的には治療は飼い主様が塗り薬を塗っていただくか、内服を飲ませるかなどの治療となります。

その他には、定期的な薬用シャンプーでの薬浴などがあげられます。

yokuyoku

皮膚病の多くは、飼い主様の治療の負担が多くなるため、できるだけ飼い主様の負担を軽減するような治療が望まれます。

往診では飼い主様の環境を直接獣医師が把握することができるため、より的確なケアのアドバイスが可能だと思います。

まとめ

病気になったらあまり様子は見ず、すぐに獣医師に相談することはとてもいいことだと思います。

なぜなら動物はモノを言わないからです。

ただし、人と違って進んで病院に行くわけではないので、動物病院に飼い主様が連れて行くストレスは、犬、飼い主様それぞれ大きくあると思います。

往診では通常の動物病院とほぼ同様な治療ができる他、そういったストレスがないということを考えると、皮膚病においては理想的な選択かもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう