犬にとって歯はシンボルマーク。

人間だけでなく、犬だってちゃんと歯のケアは必要です。

ただし、いざ歯のケアをやろうとすると、予想外の抵抗にあって、なかなか思うようにいかず諦めてしまい、気づいたときには愛犬の口の中がすごいことになっていた・・・こんな飼い主様をよく見かけます。

一度ついた歯石は、人間と同じようにスケーラーという機械を用いて歯石除去を行うのですが、犬の場合は基本的には全身麻酔を使用するため、飼い主様にとっては意外とハードルが高いことがあります

実際、歯石を取るだけで全身麻酔は避けたいと思っていらっしゃる飼い主様からのご相もを多く受けます。

今回は、そんな飼い主様に往診医としていくつかのご提案をしたいと思います。

実際には麻酔を使用しなくても除去はできる

実際にぼく自身はよく行うのですが、無麻酔でも歯石除去は基本的には可能です。

もちろんちょっとしたコツがあるのですが、基本的には動物を抑える保定者の熟練度があれば、可能な場合が圧倒的に多いと思います。

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ただし、非常に興奮しやすい、心肺に何らかの疾患がある、または首もしくは腰にヘルニアがあるなどの犬は残念ながら歯石を取ることができないこともあります。

また、歯の裏側は盲目的に行うことが多いため、しっかりととることはできませんし、研磨をかけたりすることも難しいとは思います。

歯石はまたつくので3か月おきに歯石除去を行う

それでは無麻酔で歯石を取るメリットは何だ?ということであれば、もちろん麻酔を使用しないために頻繁に行うことができるということです。

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全身麻酔をかけてしっかり歯石を取ったところで、結局のところそのあとにデンタルケアをしっかり行わなければ、すぐに歯石が付着していきます。

だからと言って、すぐに全身麻酔をまたかけて歯石を取るというのも、体の負担を考えれるのであれば、避けたいところだと思います。

無麻酔で行うのであれば、定期的に歯石除去を行うことが可能です。

お勧めはおおよそ3か月おきに歯石除去を行うのがいいと思います。

今までかなり強い口臭がした犬でも、数回行えばかなり防げると思いますので、ぜひとも検討してください。

普段のデンタルケア

往診で歯石を取る最大のメリットは、取るだけでなく、ご家族の方々にデンタルケアのやり方をお教えすることができるということです。

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実はこの手のケアは、行う人よりも、犬を抑える人の方が役割として重要なことが多く、そのコツを実際に家の環境の中でお伝えすることが結構重要なことだと思っています

なぜなら、病院で教わっても、犬は意外と緊張で動かないことが多く、あまり参考にならないことが多いからです。

まとめ

獣医師の考え方として、犬は歯がなくてもよい、問題が起こった歯は基本的には抜けばいいというのがおおよその意見です。

確かに論理的かつ実務的な考え方なのですが、残しておけるのであれば残しておきたいもの。

もしよろしければ、そういった歯石除去や普段のデンタルケアのご相談を含めて、お気軽に往診医にしていただければと思います。

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