年を取ると足腰が弱ってくるのは人間だけでなく、犬や猫にもよくみられます。
特に犬の場合は、高齢になった時の後躯の筋量の低下は著しく、立っていても後肢が震えるとか、寝起きによく躓くなどの症状がみられるようになります。
また中型犬以上では変形性脊椎症などの病気も併発することもよく見られ、足腰の運動能力の低下は日に日に進んでいくようになります。
セカンドセレクトではこういった高齢のペットによく「アンチノール」というサプリメントをお勧めしています。
他の記事でもふれたことはありますが、ここ10年で販売されているサプリメントの中では抜群の効能だと思います。
カプセルのため飲ませずらいとか、中身がオイルなので飲ませると便が緩くなるなどの欠点もありますが、飼っている犬や猫が高齢になったらぜひとも試してみてもいいと思います。
もう少し積極的に治療を取り入れていきたい方には鍼治療やリハビリマッサージをお勧めしています。
ただ、高齢なペットを動物病院に連れて行くのは何となく気が引けるところ。
そういった飼い主様にはセカンドセレクトでは往診によるリハビリ治療をお勧めしています。
今回の記事では実際に定期的に往診でリハビリ治療を行っている治療風景をご紹介したいと思います。
往診でのリハビリ治療の流れ
まずは全体的な身体検査を行います。
そして体重の測定は必須です。
老犬の体重は健康のバロメーターです。
体重が安定しているかどうかを確認するのは最も簡易的でかつ信頼性のある健康チェックだと思います。
リハビリ治療に関しては、あまり院内で行うものと大きな違いはありません。
鍼治療はリハビリ治療のメインとなります。
セカンドセレクトではツボに鍼を刺入し電極を付けて電鍼という方法を用いります。
ツボに弱い電流を流すことで刺激させ、その効果を増大させます。
また鍼治療と一緒にリハビリマッサージを行います。
リンパマッサージと同じものと考えていただくといいかと思います。
ちなみにご料金は鍼治療が3000円でリハビリマッサージが1000円になります。
また往診の場合は再診料が2000円になりますが、セカンドセレクトの店舗から近隣の場合は往診料はかかりません。
本当に効果はあるの?
よく言われるのが治療をした後、2~3日は動きがとてもいいと飼い主様からよく言われます。
残念ながらずっと効果があるもではないので、だいたい1週間から2週間に1度程度で治療を行う飼い主様が多いと思います。
その間は、飼い主様にもリハビリのマッサージを行っていただくようにご指導させていただいています。
高齢犬のリハビリは、実際には往診での治療だけでなく毎日の努力が必要にはなりますので、飼い主様のご負担も少なからずあるとは思います。
セカンドセレクトではそういった飼い主様のご負担をできる限り減らしつつ、穏やかな日が1日でも続くようにサポートさせていただいております。
まとめ
この記事をお読みになった飼い主様の中で、少し興味が出てきた方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。