獣医師として常々思うのですが、飼い主様にとって動物を病院に連れて行くのはかなりの大変な労力がいると思います。
もちろん、連れていかれる動物たちもストレスや移動の負担で疲れるとは思いますが、飼い主様側のご負担はそれ以上かもしれません。
仕事の休みや時間の合間をぬって動物病院に連れていき、長い間待合室などで待たないといけない・・自分であれば想像しただけで動物病院に行くのが億劫になってしまいます。
ただ健康で若いペットであればまだいいのですが、高齢になってくると何かと病院に連れて行く頻度も増えてくるのも仕方がないこと。
そんな時にはぜひセカンドセレクトで往診診療をご検討ください。
今回ご紹介させていただく記事は、甲状腺機能低下症を患った大型犬の定期検診の風景です。
現在高齢のペットを飼っていらっしゃる飼い主様がいましたら、ぜひご参考にお願いします。
往診診療を開始したきっかけは?
今回おうがいさせていただいたご自宅のゴールデンレトリバーは、数年前から甲状腺機能低下症を患い、もともと近隣の動物病院にて定期的に通院をしていました。
きっかけは去年の記録的な猛暑です。
あの環境の中で高齢な老犬を外に連れていくことが不安になり、セカンドセレクトで往診をご利用し始めていただきました。
甲状腺機能低下症は特に高齢の大型犬で多く、常に甲状腺ホルモン剤を服用し治療を行います。
病状の進行は割と穏やかで、甲状腺機能低下症が原因で急に状態を崩すようなことはあまりありません。
ですので甲状腺機能低下症の治療は、往診で治療を行うのがはいわば最適な治療であると言えます。
今回のゴールデンレトリバーも現在では1か月に1度の触診や聴診などの検診と、3か月に一度程度で甲状腺ホルモンの血中濃度を測定しています。
こちらは血液検査になるのですが、もちろんご自宅で採血を行い、後日結果をご連絡して内服薬の調整を行っています。
往診の料金は?
今回お伺いしているご自宅はセカンドセレクトから車で約15分ほどのところにあります。
セカンドセレクトではおおよそ車で30分以内で行けるような距離ならば、往診料はかかりません。
その代わりに、通常800円の再診料が2000円になります。
その他の処置や検査の料金に関しては、往診だからと言って特別料金はかかりません。
ちなみに甲状腺のホルモン濃度の検査は1回7500円です。
甲状腺ホルモン剤の料金は、服用するよって変わるのですが、例えば1回1錠1日2回服用している場合は30日分で4800円となります。
どれくらいのことができる?
ゴールデンレトリバーはもともとアレルギー疾患が多く、アレルギー性の皮膚炎や外耳炎を起こすことがよくあります。
今回のゴールデンレトリバーも皮膚の赤みやひどく耳を痛がることもあるので、皮膚炎の治療や外耳炎の治療を往診時に行なっています。
基本的な処置に関しては往診でできることと動物病院内でできることはあまり変わりません。
検査の内容も場合によってはお時間を頂くことになるのですが、血液検査、尿検査、病理検査など一通りの検査を行うことができます。
セカンドセレクトにご利用していただくかたの代表的な受診理由を例に挙げておきます。
- 猫のワクチン接種
- 高齢犬のリハビリ治療
- 定期的な補液通院
- 多頭飼育の犬のフィラリアやワクチン
レントゲンやエコー検査のような画像診断は往診で行うことができないため、セカンドセレクトまでご来院をお願いします。
まとめ
今年の夏もかなりの猛暑が予想されています。
無理して動物病院に連れて行くのではなく、往診で暗視できる環境ので受診もこれからの季節は特に必要だと思います。
この記事を読んで少しでもご興味を頂いた飼い主様がいらっしゃいましたら、いつでもセカンドセレクトにお問い合わせください。