飼い主の皆さまは往診の動物病院というとどんなイメージを持っていらっしゃいますか?
夜間に頼むもの、緊急な時に、どうしても動物病院には連れて行けない時になどなど、どちらかと言えば、必要に迫られて往診を頼むというイメージではないでしょうか?
ぼくが獣医になるよりも少し前、飼っている犬猫を動物病院に連れて行くなんてバカバカしいという世の中の雰囲気から、ペットも家族の一員として、定期的に当たり前のように動物病院に連れていく時代になりました。
ただ、ペットを実際に動物病院に連れて行くとわかるのですが、簡単な検診だけでも、犬や猫はげんなりしてしまうし、定期的に連れて行くのも結構大変だったりします。
最近はそういった飼い主様とペットたちのために、往診の動物病院の数が増えてきています。
今回は実際にお手入れを往診で頼むとどんな感じになるのか、ご説明したいと思います。
まず、予約を取る
往診は当然予約制です。
電話かもしくはネットでの予約で行いますが、店舗に出向くのではなく、往診医が自宅まで来るので、直前の診察の場所、交通状況によって時間が必ずしも正確にはなりません。
時間に余裕を持って予約していただくとよろしいかと思います。
往診医が来て検診する
往診とは言えども、診察はほぼ通常の動物病院と同じレベルのものが可能です。
健康面に問題があれば、簡単な診察だけでなく、それ相応の検査も可能ですので、何かご不安な点があれば、その時にしっかり伝えていただければと思います。
お手入れ行う
基本的なお手入れはすべてその場で行います。
また往診医の状況によっては、マッサージや鍼、アロマテラピーなど、お手入れに合わせてプラスのお手入れも可能となります。
実際に往診をご依頼された飼い主様のほとんどは、こういったケアを中心に定期的な検診を兼ねたものが多く、診察時間も5分少々のものから1時間程度のものまでまちまちです。
会計を済ませる
会計は基本的にはクレジットカードでも対応はできますが、事前に確認をしておいたほうが無難だと思います。
料金は通常の動物病院の処置料に往診料がプラスされる程度です。
飼い主様の中で、往診の診療費がものすごく高いというイメージを持たれているのであれば、おそらくは夜間に緊急的に往診を頼んだ場合だと思います。
なぜならそれらは夜間診療の料金を含んでいるからです。
まとめ
往診のメリットは、とにかく自分のペットを動物病院に連れて行かなくて済むということです。
人間側の負担も、動物側の負担も非常に軽減されますので、お手入れでもでななく、お手入れだからこそ往診を検討してはいかがでしょうか?